夜になると始まる、反省会

02. HSP

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夜になると始まる、反省会

一日が終わって、
ようやく布団に入る。

もう何も考えずに、
ゆっくり眠りたい。

そんなときに限って、
頭の中で始まるものがあります。

それが、
ひとり反省会です。

「あの言い方、変じゃなかったかな」

「余計なことを言ってしまったかも」

「もしかして、嫌な気持ちにさせたかな」

昼間は普通に過ごしていたはずなのに、
夜になると、
急にいろいろなことが気になり始めるのです。

そして、一度考え始めると、
なかなか止まりませんでした。

何気ない会話を、何度も思い返していました

誰かと話した日の夜。

布団に入ると、
その日の会話を思い出していました。

思い出すというより、
勝手に頭の中で再生される。
そんな感覚に近いです。

自分が言った言葉。

相手の返事。

そのときの表情。

何気ないやり取りだったはず。

ただ、思い返すと。
少しずつ気になることが見つかり、
そこから次々に不安が出てきます。

「あのとき、少し表情が変わった気がする」

「もしかして、怒っていたのかな」

「私、何か変なことを言った?」

そして最後には、
「嫌われたかもしれない」
というところまで考えてしまう。

実際にどう思われていたのか、
分かりません。

それでも、
自分の言葉や行動を、
何度も思い返していました。

考えたところで、
相手の本当の気持ちが分かるわけではないのに。

何年も前のことまで、突然思い出す

夜の反省会は、
その日の出来事だけでは終わらなくて。

数日前のこと。

数か月前のこと。

ときには、
何年も前の出来事まで。

もうすっかり忘れていたはずなのに、
何かの拍子に突然思い出すのです。

「あのとき、どうしてあんなことを言ったんだろう」

「もっと違う言い方ができたのに」

「今思い出しても恥ずかしい」

過去の自分の言動を思い出しては、
ひとりで落ち込んでいました。

相手は、
もう覚えていないかもしれません。

そもそも、
気にしていなかったかもしれません。

でも、それを確かめることはできません。

だからこそ、
いつまでも考えてしまっていたのだと思います。

過ぎたことだと分かっていても、
気持ちを簡単に切り替えることができませんでした。

反省しているつもりで、自分を責めていました

当時の私は、
反省することは大切だと思っていました。

次は同じことをしないように。

もっと上手に話せるように。

誰かを嫌な気持ちにさせないように。

そんな思いで、
自分の言動を振り返っていました。

でも、今思うと。

あれは本当に、
反省だったのでしょうか。

「あの言い方はよくなかったから、次は気をつけよう」

そう考えて終われるなら、
きっと意味のある振り返りだったと思います。

けれど、私の場合は、
そこで終わらなくて。

「どうして私は、普通に話せないんだろう」

「もっと人付き合いが上手だったらいいのに」

「また変なことをしてしまった」

気づけば、
出来事そのものではなく、
自分自身を責めていました。

考えるのをやめたいのに、やめられない

できることなら、
何も考えずに眠りたかった。

「もう気にしない」

「考えたって仕方ない」

そう思うこともありました。

でも、
気にしないようにしようと思うほど、
かえって頭から離れなくなることもあります。

眠りたいのに、眠れない。

明日のことを考えたいのに、
頭の中は過去の出来事でいっぱい。

そして、
そんな自分にも嫌気が差していました。

どうして、
こんなに小さなことまで気にしてしまうんだろう。

どうして、
もっと気楽に過ごせないんだろう。

考えすぎて疲れているのに、
考えることをやめられない。

そんな日々を過ごしていました。

どうして、こんなに気にしていたのだろう

今になって振り返ると、
私が何度も会話を思い返していたのには、
理由があったと思います。

誰かを傷つけたくなかった。

嫌な思いをさせたくなかった。

そして、
嫌われることが怖かった。

相手の表情や言葉が気になるのも、
自分の発言を何度も確認してしまうのも。

人との関係を、
うまく保ちたかったから。

それに尽きます。

でも、
相手を大切にしたい気持ちと、
自分を責め続けることは、
同じではないはずです。

相手の気持ちを考えることはできても、
相手が何を思っているのか、
すべてを知ることはできません。

どれだけ考えても、
答えが出ないことはあります。

それなのに私は、
答えが出るまで考え続けようとしていました。

相手の表情や言葉が気になって、
いつも周りの空気を読もうとしていた頃のことは、
こちらの記事でも綴っています。
→【空気を読むことだけが、私の特技でした】

今でも、過去のことを突然思い出します

大人になった今でも、
夜の反省会が始まることがあります。

何年も前の嫌な出来事を、
突然思い出してしまうことがあります。

しかも、一度思い出すと、
しばらくの間、
何度も同じ記憶がよみがえってくるのです。

忘れていたはずなのに。

もう終わったことなのに。

何かの拍子に、
また思い出してしまう。

そんなときは、
今でもつらく、苦しい気持ちになります。

でも、昔と少し違うのは、
そこで考え続けないようにしていることです。

過去は過去。今は今。

過去に戻って、
自分の言葉や行動を変えることはできません。

どれだけ後悔しても、
何度思い返しても、
起きてしまったことは変わらない。

だから私は、
何度も自分に言い聞かせています。

「もう終わったこと」

「今さら悩んでも、過去は変えられない」

そうやって、
少しずつ気持ちを切り替えるようにしています。

考え続けないために、好きなことに集中する

ただ、
自分に言い聞かせるだけでは、
うまくいかないこともあります。

私の場合、
「もう考えるのはやめよう」と思ったあとに、
ぼーっとしていると、
また同じことを思い出してしまうのです。

せっかく気持ちを切り替えたのに、
気づけば、また反省会が始まっている。

だから最近は、
気持ちを切り替えたら、すぐに別のことをする
ようにしています。

できるだけ、
自分が夢中になれること。

私の場合は、
ネットショッピングがその一つです。

欲しいものを探してみたり。

次に買いたい、
自分へのご褒美コスメを調べてみたり。

気になる商品を見比べていると、
いつの間にか夢中になって、
さっきまで考えていたことが
頭から離れていることがあります。

もちろん、
それで過去の記憶がなくなるわけではありません。

また思い出してしまう日もあります。

でも、
何度も同じことを考えて、
自分を責め続ける時間は、
以前より減らせるようになりました。

私にとっては、
無理に忘れようとするよりも、
好きなことに意識を向ける方が、
気持ちを切り替えやす
かったです。

最後に

夜になると始まる、
ひとり反省会。

何気ない会話を思い返して、
後悔したり。

何年も前の出来事を、
突然思い出してしまったり。

今でも、
そんな夜はあります。

一度思い出すと、
しばらく何度も気になってしまうこともあります。

でも。
過去は変えられません。

どれだけ考えても、
あの日の自分に戻ることはできません。

だからこそ、
過去のことばかり考えて、
今の自分まで苦しめ続けたくない。

そう思うようになりました。

「過去は過去。今は今」

そう自分に言い聞かせて、
好きなことに目を向けてみる。

私の場合は、
それが気持ちを切り替えるきっかけになっています。

もちろん、
誰にでも同じ方法が合うとは限りません。

無理に気持ちを切り替えようとしなくても、
いい日もあると思います。

ただ、
何度も同じことを思い出して、
苦しくなってしまうとき。

自分が好きなことや、
夢中になれることに、
少しだけ時間を使ってみる。

そんな過ごし方も、
一つの方法なのかもしれません。

私もまだ、
過去のことを完全に気にしなくなったわけではありません。

それでも、
変えられない過去よりも、
今の自分が楽しく過ごせる時間を、
少しずつ大切にしていきたいと思っています。

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