学生時代、理由のわからない「生きづらさ」

02. HSP

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学生時代、理由のわからない「生きづらさ」

学生時代の私は、
いつもどこかに生きづらさを感じていました。

学校に行けなかったわけではありません。

友達がいなかったわけでもありません。

楽しいことだって、
たくさんありました。

それなのに、
毎日どこかで気を張っていました。

人と話すとき。

集団の中で過ごすとき。

自分の意見を伝えなければならないとき。

周りの人にとっては、
何でもないように見えることが、
私にとっては大きな負担でした。

でも、
当時の私は、その理由が分かりませんでした。

どうして自分だけ、
こんなに疲れてしまうのだろう。

どうしてみんなのように、
自然に過ごせないのだろう。

そんな疑問を抱えながら、
学生時代を過ごしていました。

友達はいたのに、心から気を休められませんでした

学生時代、
友達がいなかったわけではありません。

むしろ、
友達は多い方だったと思います。

一緒に笑ったり、
楽しい時間を過ごしたり。

そんな瞬間も、
確かにありました。

でも、
友達と一緒にいる時間が、
いつも心地よかったわけではありません。

会話の中で、
周りの反応を気にしてしまう。

自分の発言が、
どう受け取られたのか考えてしまう。

みんなと同じように、
自然に振る舞おうとする。

そんなことを繰り返しているうちに、
気づけば疲れていました。

友達のことが、
嫌いだったわけではありません。

ただ、
人と一緒にいるときの私は、
いつもどこかで気を張っていたと思います。

そして、
そんな悩みを友達に打ち明けることも、
ほとんどありませんでした。

友達がいるのに、
どうしてこんなに疲れるんだろう。

楽しいはずなのに、
どうして心から気を休められないんだろう。

当時の私は、
その理由が分かりませんでした。

グループワークが、どうしても苦手でした

学校生活の中でも、
特に苦手だったのが、グループワーク。

何人かで意見を出し合い、
一つの答えをまとめていく。

周りの人たちは、
次々と自分の考えを話していました。

でも私は、
なかなか発言することができませんでした。

自分の意見が、
みんなと違っていたらどうしよう。

変なことを言ったと、
思われたらどうしよう。

そんなことを考えているうちに、
発言するタイミングを逃してしまうのです。

たとえ、
自分と同じ意見を誰かが先に話していても、
安心できるわけではありませんでした。

同じことを言ったら、
真似をしたと思われるかもしれない。

そんなふうに考えて、
言い方を変えようとしたり。

本当は、
自分にも考えていることがありました。

何も思いつかなかったわけではありません。

ただ、
その考えを口にするまでに、
いくつもの不安が浮かんできたのです。

そうしているうちに、
話し合いは進んでいきます。

結局、
最後までほとんど発言できないこともありました。

周りの人から見れば、
何も考えていないように見えたかもしれません。

でも、
私の頭の中は、常にフル回転。
ずっと考えごとでいっぱいでした。

毎年、同じ目標を書いていました

学生時代には、
年度の初めに目標を書き、
年度末に振り返る機会がありました。

私が書く目標は、
毎年似たようなものでした。

「もっと積極的に発言できるようになる」

「自分の意見を言えるようになる」

そんな目標を立てていました。

新しい学年になれば、
今度こそ変われるかもしれない。

少しずつでも、
できるようになるかもしれない。

そう思っていました。

でも、
年度末になると、
また同じことを反省していました。

今年も、
あまり発言できなかった。

今年も、
積極的になれなかった。

そして次の年も、
同じような目標を書く。

そんなことを、
何度も繰り返していました。

当時の私は、
それを自分の努力不足だと思っていました。
自分の、「弱さ」だと思っていました。

もっと頑張れば、
できるはずなのに。

もっと勇気を出せば、
変われるはずなのに。

そう考えて、
できなかった自分を責めていました。

でも今振り返ると、
発言するという一つの行動にも、
私にとってはたくさんの不安が重なっていました。

ただ、
勇気が足りなかっただけではありませんでした。

周りから見える私と、本当の私

友達がいて、
学校にも通っている。

友達と笑い合って、
楽しい時間もある。

そんな私の姿だけを見れば、
大きな悩みを抱えているようには見えなかったかもしれません。

でも、
心の中ではいつも何かを気にしていました。

自分の発言。

相手の反応。

その場の雰囲気。

人と一緒に過ごす時間は、
楽しいだけではありませんでした。

周りに合わせようとして、
気を遣って、
疲れてしまう。

それでも、
その気持ちをうまく説明することができませんでした。

そもそも、
自分でも何に苦しんでいるのか、
はっきり分かっていなかったのです。

友達がいるのだから、
寂しいわけではない。

楽しいこともあるのだから、
学校生活が嫌なわけでもない。

それなのに、
どうしてこんなに疲れてしまうのだろう。

自分の中にある矛盾を、
どう受け止めればいいのか分かりませんでした。

みんなと同じようにできない自分が、嫌でした

当時の私は、
周りの人と自分を比べることがよくありました。

みんなは、
自然に会話をしている。

みんなは、
自分の意見を伝えている。

みんなは、
集団の中でも楽しそうに過ごしている。

それなのに私は、
どうして同じようにできないんだろう。

そんなふうに考えていました。

もっと積極的だったら。

もっと人の目を気にしない性格だったら。

そうすれば、
今より楽に過ごせるのかもしれない。

そんな理想の自分を、
ずっと思い描いていました。

でも、
理想と現実の差を感じるたびに、
自分が嫌になっていました。

周りの人が、
当たり前のようにできていること。

それが自分には難しい。

そのことが、
とても苦しかったのだと思います。

「生きづらさ」の理由が分かりませんでした

学生時代の私は、
自分が感じている苦しさを、
うまく言葉にできませんでした。

人付き合いが嫌いなわけではない。

友達と過ごすことが、
いつも苦痛だったわけでもない。

それなのに、
人と関わると疲れてしまう。

自分の意見はあるのに、
人前では言えなくなってしまう。

楽しい時間を過ごしたあとでも、
自分の言動を思い返してしまう。

そんな自分が、
よく分かりませんでした。

周りの人と同じようにできないのは、
自分の性格に問題があるからなのだろうか。

もっと努力すれば、
変われるのだろうか。

当時は、
そんなことばかり考えていました。

何がつらいのか分からないまま、
つらいと感じていること。

それ自体が、
私にとって大きな苦しさだったかもしれません。

大人になって、少しずつ言葉にできるようになりました

大人になった今、
学生時代のことを振り返ると、
当時は気づけなかったことがあります。

私は、
人と関わることそのものが嫌だったわけではありません。

人と関わる中で、
周りの反応を気にしすぎてしまうこと。

自分の発言を、
何度も考えてしまうこと。

集団の中で、
自然に振る舞おうと頑張り続けること。

そんな積み重ねが、
私を疲れさせていたのだと思います。

その後、
HSPという言葉を知り、
自分の感じ方について考えるきっかけにもなりました。

もちろん、
HSPという言葉だけで、
当時の悩みのすべてを説明できるわけではありません。

人との関わり方や、
学校という環境。

自分自身の考え方。

さまざまなことが、
重なっていたのだと思います。

それでも、
自分が何に疲れやすく、
どんな場面を苦手とするのか。

少しずつ言葉にできるようになったことは、
私にとって大きな変化でした。

理由が分からなかった頃よりも、
自分の気持ちを理解しやすくなったように感じています。

今でも、苦手なことはあります

大人になったからといって、
学生時代の悩みがすべてなくなったわけではありません。

今でも、
集団行動は苦手です。

3人以上の会話では、
周りの反応が気になることもあります。

人に合わせてしまうことも、
自分の言動を振り返って反省してしまうこともあります。

でも、
学生時代とは変わったこともあります。

それは、
自分に合った過ごし方を、
少しずつ選べるようになったことです。

心を許せる人と過ごす時間。

ひとりで落ち着ける時間。

無理をせず、
自分の気持ちを大切にできる時間。

そんな時間を、
以前よりも大切にするようになりました。

苦手なことを、
すべて克服しなくてもいい。

苦手な自分を、
責め続けなくてもいい。

そう考えられるようになったことも、
私にとっては大きな変化です。

同じように悩んでいる人へ

もし今、
学生時代の私と同じように、
理由の分からない生きづらさを感じている人がいたら。

伝えたいことがあります。

友達がいても、
人間関係に疲れることはあります。

楽しい時間があっても、
心が休まらないことはあります。

周りから見て問題がなさそうでも、
本人にしか分からない苦しさがあると思います。

だから、
「こんなことで悩む自分がおかしいのかな」と、
決めつけなくてもいい。

まずは、
どんな場面で疲れるのか。

どんなときに、
自分らしくいられるのか。

自分の気持ちに、
少しずつ目を向けてみてもいいのかもしれません。

そして、
もし日常生活に支障が出るほど苦しいときは、
信頼できる人や相談できる場所を頼ることも、
大切な選択肢だと思います。

一人で、
すべてを抱え込む必要はありません。

最後に

学生時代の私は、
いつも理由の分からない生きづらさを感じていました。

友達もいた。

楽しい時間もあった。

それなのに、
毎日どこかで気を張っていました。

周りの人と同じようにできない自分を、
何度も責めていました。

でも今なら、
あの頃の自分に少し違う言葉をかけられる気がします。

人と関わることに、
たくさんのエネルギーを使っていました。

周りの人には見えないところで、
ずっと頑張っていました。

そんなふうに、
当時の自分を振り返ることができます。

あの頃の悩みが、
すべて解決したわけではありません。

今でも、
苦手なことはたくさんあります。

それでも、
自分が何に苦しんでいたのかを、
少しずつ理解できるようになりました。

理由が分からなかった生きづらさに、
少しずつ言葉を与えられるようになったこと。

それが、
今の私にとって大切な変化なのだと思います。

そして、
もし学生時代の自分に会えるなら。

あの頃のあなたは、
本当によく頑張っていたよ。

そう伝えてあげたいです。

学生時代の自分に伝えたい思いについては、
こちらの記事にも綴っています。
→【学生だったあの頃の自分に、伝えたいこと】

「こんな人間もいるんだ」
そう思ってもらえるだけでも、構いません。
あなたが少し安心できる材料になれたら、嬉しいです。

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