「変わらなくていい」と決めたら、生きるのが少し楽になりました

02. HSP

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「変わらなくていい」と決めたら、生きるのが少し楽になりました

昔から、
自分を変えたいと思っていました。

もっと人とうまく話せるようになりたい。

周りの目を気にせず、
自然に振る舞えるようになりたい。

集団の中でも、
緊張せずに過ごせるようになりたい。

そんな理想の自分を、
ずっと思い描いていました。

大人になれば、
自然と変われるのかもしれない。

経験を積めば、
いつか苦手ではなくなるのかもしれない。

そう思っていました。

でも、
大人になっても。
苦手なことは苦手なままでした。

そして、
変われない自分を責め続けることに、
少しずつ疲れていきました。

小学生の頃から、ずっと苦手でした

人とのコミュニケーションに苦手意識を持ち始めたのは、
小学1年生の頃からでした。

大人数での会話。

みんなの前で話すこと。

周りの人の反応を気にしながら、
集団の中で過ごすこと。

そんな時間が、
昔から苦手でした。

周りの人たちは、
自然にできているように見えました。

楽しそうに会話をして、
自分の意見を伝えて、
集団の中でも気楽に過ごしている。

そんな姿が、
羨ましかった。

どうして私は、
同じようにできないんだろう。

もっと積極的になれたら。

そんなことを、
何度も考えていました。

でも、
当時の私は、
どこかで期待していました。

今はまだ子どもだから、
うまくできないだけなのかもしれない。

大人になれば、
自然と変われるはず。

そう思っていました。

大人になれば、変われると思っていました

中学生になっても、
高校生になっても、
苦手なことはあまり変わりませんでした。

人前で話すときには緊張する。

複数人の会話では、
周りの反応が気になる。

自分の発言を、
あとから何度も思い返してしまう。

それでも、
まだ期待していました。

社会人になれば、
自然とできるようになるのかもしれない。

仕事で人と関わる機会が増えれば、
少しずつ慣れるのかもしれない。

そんなふうに、
いつか理想の自分になれることを、
心のどこかで信じていました。

でも、
社会人になってからも、
苦手意識がなくなることはありませんでした。

仕事では、苦手なことにも向き合っていました

社会人になると、
人とのコミュニケーションを避けて通ることはできませんでした。

上司への報告や相談。

部下とのやり取り。

ミーティングや、
人前での説明。

苦手だからといって、
やらなくていいわけではありません。

仕事を進めるためには、
必要なことでした。

もちろん、
私も自分なりに頑張っていました。

相手に分かりやすく伝えられるように考えたり、
周りと連携しながら仕事を進めたり。

苦手なことにも、
何度も向き合っていました。

そして、
仕事は何とかうまくこなせていました。
周りから、割と頼ってもらえる存在でした。

コミュニケーションが取れなかったわけでも、
仕事が進まなかったわけでもありません。

ただ、
仕事ができることと、
苦手だと感じなくなることは、
私にとって別の話でした。

必要なことはできても、
緊張するものは緊張する。

周りに気を遣って、
疲れてしまうものは疲れてしまう。

何度経験しても、
苦手な気持ちは残っていました。

心に余裕がなくなりました

特に大変だったのは、
仕事の繁忙期でした。

毎日のように残業が続き、
仕事に追われる日々。

上司や部下と、
何度もコミュニケーションを取らなければいけなくて。

ただでさえ苦手なことを、
一日の中で何度も繰り返す。

もちろん、
仕事だからこそ、
きちんと対応しようとしていました。
実際に、対応できていたと思います。

必要なことを伝えて、
周りと協力して、
何とか業務を進めていました。

でも、
一日が終わる頃には、
すっかり疲れ切っていて。

家に帰っても、
自分のために使える時間はほとんどありません。

食事をして、
お風呂に入って、
眠る。

そんな毎日でした。

それなのに、
ようやく布団に入ると、
今度は頭の中で反省会が始まるのです。

「あの言い方でよかったかな」

「もっと上手に伝えられたんじゃないかな」

「変なふうに思われていないかな」

仕事が終わっても、
気持ちはなかなか休まりませんでした。

夜になると、
過去の会話や自分の言動を思い返してしまう。

そんな経験については、
こちらの記事でも綴っています。
→【夜になると始まる、反省会】

休日まで、自分を責めていました

平日は仕事で疲れ切って、
休日は眠って終わることもありました。

本当なら、
好きなことをしたり、
ゆっくり過ごしたり。

自分のために時間を使いたかった。

でも、
疲れて何もできないまま、
一日が終わってしまう。

そして、
そんな自分にも嫌気が差していました。

もっと時間を有効に使えたら。

もっと気持ちに余裕があれば。

そもそも、
人とのコミュニケーションが得意だったら、
ここまで疲れずに済んだのかな。

そんなことまで考えていました。

仕事では、
自分なりに頑張っている。

それなのに、
家に帰ってからも、
理想の自分と現実の自分を比べてしまう。

せっかくのプライベートな時間さえ、
自分を責めることに使っていました。

今思うと、
あの頃の私は、
心が休まる時間をほとんど持てていなかったです。

いつまで、自分を責め続けるのだろう

そんな日々の中で、
ふと思いました。

私は、
いつまで自分を責め続けるのだろう。

小学1年生の頃から、
ずっと苦手だったこと。

何度も経験して、
何度も向き合ってきたこと。

大人になれば変われると、
ずっと思っていました。

でも、
実際はそうではなくて。

社会人になっても、
苦手なものは苦手なまま。

仕事では何とか対応できても、
心の中では緊張している。

周りの人と同じように、
何も気にせず過ごせるわけではありませんでした。

つらい。苦しい。

それでも私は、
まだ自分に求め続けていました。

もっと上手にできるはず。

もっと自然に振る舞えるはず。

もっと変われるはず。

でも、
もう十分頑張ってきたのではないだろうか。

そんなふうに、
初めて考えるようになりました。

変われなかった自分を、受け入れようと思いました

それまでの私は、
苦手なことをなくすことばかり考えていました。

人とのコミュニケーションが得意になれば、
もっと楽に生きられる。

周りの目を気にしなくなれば、
もっと自由に過ごせる。

そんな理想を、
ずっと追いかけていました。

でも、
苦手なものは苦手なまま。
簡単に変わることはありませんでした。

だから、
考え方を変えてみようと思ったのです。

苦手な自分を、
これ以上責め続けるのはやめよう。

もちろん、
苦手なことを改善しようとするのは、
悪いことではありません。

仕事で必要なことは、
これからも努力していきたい。

できることが増えるのは、
嬉しいことだと思います。

でも、
苦手意識がなくならないからといって、
自分を否定し続ける必要はない
はずです。

できることと、
得意なことは違います。

苦手でも、
頑張ってできることはあります。

そして、
頑張ってできたからといって、
必ずしも苦手ではなくなるわけではありません。

そんな自分を、
少しずつ受け入れていこうと思いました。

「変わらなくていい」は、諦めることではありませんでした

「変わらなくていい」

そう思うことは、
最初は少しむずかしく感じました。

ずっと、
変わることが正しいと思っていたからです。

苦手なことは、
克服しなければならない。

周りと同じように、
できるようにならなければならない。

そんなふうに、
自分に言い聞かせてきました。

でも、
変わらないことと、
成長しないことは、
同じではないと思います。

苦手なままでも、
できるようになることはあります。

不安を感じながらでも、
仕事を進めることはできます。

そして、
苦手な自分を受け入れたからといって、
努力をやめるわけではありません。

ただ、
理想の自分になれないことを理由に、
今の自分を責めるのはやめたい。

そう思ったのです。

それは、
何かを諦めたというよりも、
自分への向き合い方を変えることだったと思います。

自分を責める時間を、少しずつ減らしたい

考え方を変えようと思ってから、
すべてが楽になったわけではありません。

今でも、
人とのコミュニケーションは苦手です。

大人数での会話も、
人前で話すことも、
得意になったわけではありません。

自分の言動を振り返って、
気にしてしまうこともあります。

でも、
以前のように、
苦手な自分を責め続けることは、
少しずつ減らしたいと思うようになりました。

仕事で疲れたなら、
休んでもいい。

人と関わって疲れたなら、
ひとりで落ち着く時間を大切にしてもいい。

理想どおりに過ごせなかった日があっても、
それだけで自分を否定しなくていい。

そんなふうに考えるようになって、
気持ちが少し楽になりました。

昔の私は、
理想の自分になることばかり考えていました。

でも今は、
今の自分が少しでも心地よく過ごせることも、
大切にしたいと思っています。

最後に

小学1年生の頃から、
ずっと苦手だったこと。

大人になれば、
自然とできるようになると思っていました。

でも、
社会人になっても、
苦手な気持ちは変わりませんでした。

仕事では、
自分なりに頑張っていました。

上司や部下とやり取りをして、
必要な仕事をこなしていました。

それでも、
疲れるものは疲れる。

苦手なものは、
苦手なままでした。

そして、
仕事が終わってからも、
理想の自分になれないことを責め続けていました。

そんな日々の中で、
ようやく思ったのです。

もう、
自分を責め続けるのはやめよう。

変わろうと努力することは、
これからもあると思います。

でも、
変われない部分があっても、
それだけで自分を否定しなくていい。

今は、そう思っています。

「変わらなくていい」

それは、
何もしなくていいという意味ではありません。

苦手な自分も、
今の自分の一部として受け入れること。

理想の自分を追いかけるあまり、
今の自分を苦しめ続けないこと。

私にとっては、
そんな意味を持つ言葉になりました。

これからも、
苦手なことがなくなるとは限りません。

それでも、
自分を責めることに使っていた時間を、
少しずつ自分のために使っていきたい。

そう思っています。

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