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はじめに。:このページには個人の体験談が含まれます。
読んでいて不安を感じたら、無理せず閉じてくださいね。
ここに綴るのは、私が一つの医療機関へ通った時の体験です。
心療内科や治療そのものを否定したり、
受診を控えるよう勧めたりする意図はありません。
医療機関や担当者との相性、治療の経過は、人によって異なります。
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大学生の頃。
私は、嘔吐恐怖症を発症し、
心療内科へ通っていました。
発症したきっかけは、こちらの記事に綴っています。
➡【私が嘔吐恐怖症になったきっかけ】
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通院期間は、約1年。
私は途中で通院をやめました。
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当時の私は、かなり追い詰められていました。
外に出るのが怖くて。
外に出るだけで涙が出る。
満員電車や教室などの密室に入れば、
動悸・冷や汗・吐き気が押し寄せてくる。
大好きな大学へ、
泣きながら向かっていた日もありました。
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ご飯も、まともに食べることができませんでした。
食べたら気持ち悪くなるかもしれない。
吐いてしまうかもしれない。
そんな不安で、
日に日に痩せていきました。
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大好きだったお風呂も、苦しくなりました。
密室。裸。水に濡れてびしょびしょ。
すぐに逃げだせない状況。
それが本当に怖くて。
お風呂の扉を閉めた瞬間、
動悸・吐き気が強くなって。
途中で断念することも、何度もありました。
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常に “予期不安”と戦う毎日。
まだ何も起きていないのに、
「気持ち悪くなるかもしれない」
「吐くかもしれない」
「ここで吐いたらどうしよう」
「周りはどう思うかな」
そんな不安が、
頭の中からずっと離れない。
気持ち悪くなるということが、
異常なほど怖かった。
でも、
予期不安によって、
四六時中、常に気持ち悪い感じがあって。
家でも外でも、常に袋を持ち歩いていたのを覚えています。
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「もう、無理かもしれない」
そう思って、
私は心療内科へ行きました。
私にとって、
とても勇気のいる決断でした。
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初診の日のことは、
今でも覚えています。
もちろん緊張していたけれど、
同時に、
少し期待もしていました。
「ここなら、わかってもらえるかもしれない」
「ここなら、楽になれるかもしれない」
そんな希望を持ちながら、病院へ向かいました。
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私は、
自分の症状を紙にたくさん書いて行きました。
怖いこと。
苦しいこと。
困っていること。
ちゃんと伝えたかったから。
本気で、治したかったから。
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でも。
私には、
“理解されている感覚” がありませんでした。
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もちろん、
先生も困っていたのかもしれません。
でも、
私が必死に話している時の、
「……?」
みたいな表情が、
ずっと忘れられませんでした。
その瞬間、
「あ、この怖さは伝わっていないんだ」
そう感じました。
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それもそのはずです。
「吐く」という行為そのものは、
誰にでも起こりうることで。
生理現象の一つであって。
嘔吐恐怖症は、
実際に経験したことがない人には、
なかなか伝わりにくい恐怖だと思います。
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最終的には、
「パニック障害ですね」
ただそう言われて、
漢方薬を処方されました。
でも私は、
その漢方薬すら飲めませんでした。
とっても苦くて、
気持ち悪くなりそうで。
「飲んだ後に気持ち悪くなったらどうしよう」
そんな不安が押し寄せてきて、
結局、一度も飲めませんでした。
その瞬間、
「ああ、私はひとりなんだ」
そんな気持ちになりました。
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私はただ、
嘔吐恐怖症を治したかっただけ。
普通に外へ出たかった。
不安なくご飯を食べたかった。
何も考えず、
お風呂に入りたかった。
ただそれだけなのに。
世界から取り残された感じがして、
苦しかったです。
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通い続ければ、何か変わるかもしれない。
そう信じて、1年ほど通院を続けました。
でも。
何も変わらなかった。
むしろ私は、
「結局、自分ひとりで戦うしかないんだ」
そんな気持ちになっていました。
そして、
病院へ行くのをやめました。
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あの頃の私は、
「勇気を出して助けを求めても、理解してもらえなかった」
そう感じて、とても孤独でした。
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当時、ちゃんと、
症状と向き合っていたこと。
助けを求めていたこと。
苦しんでいたこと。
「治したい」と思っていたこと。
本当に、頑張っていたと思います。
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医療機関へ相談したことで、楽になる人もいる。
私のように、
一度の出会いではうまく噛み合わない人もいる。
本当に、人それぞれだと思います。
当時の私は、別の医療機関や相談先を探す余裕を持てませんでした。
でも今は、
別の専門家や支援先を頼る選択肢もあったな、と思っています。
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私はその後、
当時の彼(今の旦那さん)に支えてもらいながら、
少しずつ外へ出られるようになっていきました。
あくまで、私の場合ですが。
「どうやって少しずつ変わっていったのか」は、
別の記事で綴ろうと思っています。
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もし今、私と同じように悩んでいる方がいたら。
周りに理解してもらえなくても、大丈夫。
あなたは一人ではありません。
ここに私がいます。
少なくとも、私にはあなたの気持ちが分かります。
すべて分かるとは言えないけれど、
私も、似た怖さと孤独を経験しました。
決して、自分を追い込まないでくださいね。
ただ、
苦しさが続いている時は、
一人で抱え込まず、信頼できる人や別の専門家へ相談することも、
自分を守るための選択肢の一つです。
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話したいこと、伝えたいことがあれば、
コメントやお問い合わせフォームから、
そっと教えてくださいね。どんな小さなことでも大丈夫です。
この場所が、
ほんの少しでも、息をつける場所になりますように。




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