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嘔吐恐怖症に悩んでいた頃。
家にいるときも、頭の中は不安でいっぱいでした。
「気持ち悪くなったらどうしよう」
「明日、大丈夫かな」
「もし吐いたら……」
そんなことを考え始めると、どんどん不安が膨らんでいく。
何もしていない時間ほど、いろいろなことを考えてしまって。
一番症状がひどかったのは、ちょうど世間がコロナの時期。
そんな私が、当時よくしていたことがあります。
どれも共通していたのは、
「とにかく夢中になれる」こと。
温かいお茶を飲みながら、ゆっくり。
ただ手を動かす。
それだけで、不思議とその間は不安のことを忘れることができました。
今回は、そんな私が当時楽しんでいた趣味をまとめてご紹介します。
嘔吐恐怖症の私が、不安を忘れて夢中になれた趣味
ここからは、実際に私が、不安を忘れて夢中になれた趣味を紹介します。
もちろん、趣味は人それぞれ。
「これをやれば不安がなくなる」というものではありません。
あくまで、私にとって不安から少し離れる時間を作ってくれたものです。
少しでも、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
①ダイヤモンドアート

まず紹介したいのが、ダイヤモンドアート。
小さなストーンを、決められた場所にひとつずつ貼っていくものです。
私がハマった理由
とにかく、黙々とできます。
ひとつ置いて。
またひとつ置いて。
少しずつ絵が作りあげられていく。
この単純な作業が、当時の私にはちょうどよくて。
不安が強いときって、頭の中でいろいろなことを考えてしまいます。
でも。
ダイヤモンドアートをしている間は、
「次はここ」「この色を置こう」
と、目の前の作業に意識が向きます。
テレビや動画などをつけることもなく、ひたすらビーズを並べていました。
温かいお茶を横に置いて、スマホを離れた場所に置いて。
気づけば、2~3時間が経過。
そんなことがよくありました。
完成した作品を見るのも嬉しいのですが、私の場合は、
完成させることよりも、作っている時間そのものが好きでした。
温かいお茶を飲みながら、ゆっくりビーズを並べる。
それだけで、いい気分転換になっていました。
②大人のぬりえ

近年流行っている、大人のぬりえ。
こちらも、よくやっていました。
ぬりえは、幼少期に遊んだ以来です。
細かくて複雑で、子どもの頃のぬりえとはまた違った楽しさがあります。
私がハマった理由
「ここは何色にしよう?」
と考えながら、ひたすら塗っていきます。
私はその日の気分で使いたい色を選びながら、何も考えずにひたすら塗り続けていました。
細かい部分をひとつずつ塗っていると、自然と手元に意識が集中します。
そして、少しずつ白い部分が色で埋まっていく。
完成した時には、小さな達成感もありました。
何より、塗っている間は余計なことを考えなくて済む。
私にとって大人のぬりえは、頭の中を空っぽにするための時間でもありました。
③スクラッチアート

スクラッチアートもお気に入りでした。
黒い表面を専用のペンなどで削っていくと、下からきれいな色や模様が出てくるものです。
初めての出会いは、百円ショップの簡易的なスクラッチアートでした。
私がハマった理由
最初は一面真っ黒。
そこから、少しずつ絵が現れていくのがとっても面白くて。
削って。
また削って。
少しずつ模様を作っていきます。
私は「今日はここまで」と決めることもなく、気が済むまで黙々と削っていました。
嘔吐恐怖症で不安が強いときは、
頭の中が不安でいっぱいで。
そんなときに、目の前の一つの作業だけに集中できる。
それが私にはとてもよかったです。
削った部分から少しずつ色が見えてくるのも楽しくて、気づくと夢中になっていました。
④折り紙

こちらも、よくやっていました。
折り紙は、幼少期に遊んだ以来です。
難易度が高いものもあり、子どもの頃とはまた違った楽しさがあります。
私がハマった理由
私は、本を購入して、説明を読みながら作成していました。
本を見ながら、
「ここを折って……」
「これはこっちかな」
と、一つずつ作業を進めていきます。
私は説明書を片手に、温かいお茶を飲みながら、
時間をかけて少しずつ組み立てていました。
作品によっては完成まで時間がかかるものもあります。
でも、それがとってもよかった。
簡単すぎると、すぐに飽きてしまいます。
時間をかけて、少しずつ形になっていく。
その過程をゆっくり楽しむことができました。
不安が強いと、
「早くこの気持ちをどうにかしたい」
と焦ってしまうことがあります。
でも、折り紙をしているときは、そんなことを考えなくていい。
ひとつずつ作っていけばいい。
完成するまで、ゆっくりやればいい。
そんな時間が心地よかったです。
最近の折り紙は、柄や紙質など種類がとっても豊富で、その日の気分に合わせて
紙を選ぶのも楽しかったです。
⑤クロスステッチ

クロスステッチも、黙々とできる趣味のひとつでした。
布に一針ずつ刺していき、少しずつ模様を作っていきます。
私がハマった理由
一度に大きな変化があるわけではありません。
私は、その日の気分で少しだけ進める日もあれば、夢中になって長い時間続ける日もありました。
だからこそ、ゆっくり過ごしたいときにぴったりでした。
「今日はここまで」
と自分で区切ってもいいし、
「もう少しやろう」
と続けてもいい。
自分のペースでできるところも好きでした。
そして、刺している間は自然と手元に集中します。
気づけば、頭の中にあった不安から意識が離れていました。
⑥クリスタルパズル

最後は、クリスタルパズル。
透明なピースを組み合わせて、立体的な形を作っていくパズルです。
私がハマった理由
最初はバラバラの透明なパーツ。
それを少しずつ組み立てていきます。
うまくはまらないときは、少し戻ってやり直す。
そして、ぴったりはまったときはちょっと嬉しい。
そんな小さな繰り返しです。
私は一度始めると途中でやめるのが惜しくなって、
気づけばかなり長い時間、ひとりで黙々と組み立てていました。
3Dパズルは高価格なので、数種類だけ購入し、
作っては崩して何度も繰り返し作っていました。
(何度も繰り返すと覚えてしまうので、飽きた頃に新しいものを購入していました。)
まとめ
ここまで6つ紹介しました。
全部、同じくらいはまっていました。
その日の気分によって、
「今日はダイヤモンドアートにしよう」
「今日はぬりえにしよう」
「久しぶりにクロスステッチをやろう」
と、コロコロ変えていました。
そのときの気分で選んで、飽きたら別のものをやる。
それくらいの距離感が、私にはちょうどよかったです。
──────
毎日が不安でいっぱいで、
自分のことが嫌いになっていく日々。
「どうしたら不安がなくなるんだろう」
「なんで私はこんなことで悩んでいるんだろう」
「なんで私はこんなに弱いんだろう」
そんなことばかり考える毎日。
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そんな中で、あえて。
自分自身と向き合わない時間を作る。
それが、当時の私には必要でした。
お茶を淹れて、
好きな趣味をゆっくりやる。
誰にも邪魔されることなく、
頭を空っぽにして、
自分のペースで、ゆっくりと。
この時間があったことは、私にとって大きかったです。
──────
不安と向き合わず、少しだけ別の世界に行く。
私にとって、こうした趣味はそんな場所だったと思います。
──────
嘔吐恐怖症がひどいときって、
「不安をなくしたい」
「気持ち悪くなりたくない」
と、そればかり考えてしまうことがあります。
私もそうでした。
でも、そんなときに、
「何かに夢中になる」
という時間があるだけで、少し楽になれました。
──────
自分が少しでも「やってみたい」と思えるものなら、それで十分だと思います。
上手にできなくてもいい。
完成させなくてもいい。
途中で飽きてもいい。
その日の気分で変えてもいい。
私自身、そうやって、
いろいろなものを行ったり来たりしながら楽しんでいました。
温かいお茶を飲みながら、ゆっくり手を動かす。
その間だけでも、不安のことを忘れられる。
それだけで、当時の私には十分でした。
──────
もし今、不安で頭の中がいっぱいになっている方がいたら。
「ちょっとやってみようかな」
と思えるものを、ひとつ探してみてもいいかもしれません。
その時間だけでも、少し心が休まるなら。
それはきっと、自分にとって大切な「ひとやすみ」になると思います。
この記事が、誰かの小さなお守りになれば嬉しいです。


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