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嘔吐恐怖症に悩んでいた頃。
外出するときは、いつも沢山の荷物を持ち歩いていました。
ほとんど使わなかった胃薬。
一度も使ったことのないエチケット袋。
もし気持ち悪くなったら。
もし吐きそうになったら。
もし誰かが吐いたら。
もし汚れたら。
もし電車の中で具合が悪くなったら。
そんな「もしも」を考えるたびに、
バッグの中身が少しずつ増えていきました。
今回は、その中でも、
外出するときの基本になっていた持ち物について綴ります。
実際に使っていたものと、持っていること自体が安心につながっていたもの。
振り返ると、同じバッグの中でも、それぞれ役割が違っていました。
少しでも誰かのお役に立てれば、嬉しいです。
私が外出時に持ち歩いていたもの
ここからは、実際に私が持ち歩いていたものを紹介します。
ここで紹介しているものは、あくまで
私自身が使っていた・持ち歩いていたものです。
これは私個人の体験で、嘔吐や不安を防ぐための必需品リストではありません。
全部を揃える必要はないので、ひとりの経験として読んでいただけたら嬉しいです。
①タオルハンカチ2枚
ほとんどの人が持ち歩いているハンカチ。
私は、常に2枚持っていました。
私が愛用していたのは、こんな感じです。
1枚は普通に手を拭いたりするため。
もう1枚は、できるだけ清潔な状態を保っておく「嗅ぐ用」でした。
人混みや電車などで、どうしても匂いが気になるとき。
不安で、動悸や震えが始まったとき。
職場で、不安を感じたとき。
ハンカチを口元にあてて、深呼吸。
自分の匂いを嗅ぐことで、かなり落ち着くことができました。
特に、大判で厚手のハンカチが良かったです。
少し質の良いハンカチのほうが使い心地もよく、気分も上がるので、こちらをよく購入していました。
今も愛用しています。
今思えば、かなり「お守り」に近い存在でした。
ハンカチは外出時の大切な相棒です。
②ポケットティッシュ
ティッシュも、私はかなり多めに持ち歩いていました。
いつも、まとめ買いをする際に併せて購入しています。
普通に使うためでもありましたが、
少ないと「もし何かあったときに足りないかもしれない」と、
不安になってしまって。
「足りないかもしれない」より「余っている」ほうが安心で。
当時の私にとっては、それが大事でした。
ここで大きかったのは、商品そのものよりも、手元に十分あるという感覚でした。
まとめ買いをして、常にストックしてあります。
③胃薬
胃薬は、もしものために持ち歩いていました。
「急に胃が痛くなったらどうしよう」
「急に気持ち悪くなったらどうしよう」
そんなことばかり考えていたので、
持っているだけで少し安心できました。
粉薬は味が苦手で、気持ち悪くなってしまうことがあったため、
私は普段から使い慣れている錠剤を選んでいました。
ただ、実際に使用したのはたった数回。
ほとんど使いませんでした。
ほとんど使わないまま使用期限が過ぎ、買い直す。その繰り返しでした。
薬は人によって合うものが違うので、持ち歩く場合は自分が普段使っているものをおすすめします。
胃薬を、不安や嘔吐を防ぐためにおすすめしているわけではありません。
薬を使う際は用法・用量、使用上の注意を確認し、自分に合うか迷うときは医師や薬剤師に相談してくださいね。
④水筒
水分も、外出時には欠かせませんでした。
不安で、動悸や震えが始まったとき、
私は水分をとると、少し落ち着きました。
愛用していた水筒は、こちら。
毎日使うものなので、
洗いやすさ・清潔感を重視していました。
複雑な構造ではないので洗いやすく、
清潔を保てるところが本当に気に入っています。
とは言いつつ、洗い忘れる日もあって。
そんな日のために私は2つ購入し、現在も愛用しています。
⑤ペットボトル
荷物が多い日や、水筒では足りない日は、
ペットボトルを持参していました。
夏は麦茶、冬は緑茶を選んでいました。
※香りや味には好みがあると思うので、自分に合った商品を選んでくださいね。
私はネットで箱買いをしていました。
外出のたびに買うより出費を抑えられたことと、
家にストックがあると安心できたことが理由です。
⑥ミンティア・ガム
「ちょっと気持ち悪いかも」
と思ったときのために、
ミンティアとガムも常に持ち歩いていました。
いろいろ試して、いつも用意していたのはお気に入りの3種類。
私が選んでいたのは、味が濃くて、気が紛れるものでした。
※香りや味には好みがあると思うので、自分に合った商品を選んでくださいね。
口の中がスッキリすると、少し気分が変わり、落ち着くことがありました。
吐き気を治すということではなく、私にとって気分を切り替えるきっかけになっていました。
⑦イヤホン
これは、私にとってかなり重要でした。
特に電車や人混み。
周りの音が気になり始めると、どんどんそちらに意識が向いてしまう。
電車のドアが閉まった瞬間に、不安が押し寄せてくることもあって。
少しでも意識を逸らすために、イヤホンは必須でした。
動悸や震えが始まったとき、
流れている曲をしっかり聴いて、情景を思い浮かべていました。
音楽に集中しているうちに、目的地に着いていたこともあります。
音楽は、「電車に乗る」というハードルを少し下げてくれる存在で。
私にとってイヤホンは必須でした。
私はiPhoneを使っているので、イヤホンはAirPodsを発売当初から愛用しています。
※リンクは最新製品を表示しています。
やはりiPhoneと相性が良く、とても使いやすいです。
ケースを開くだけで、すぐに接続。
余計な操作が少ないところが本当にありがたかったです。
バッテリー駆動時間も長く、安心でした。
音質も、私が音楽や動画に集中するには十分でした。
⑧エチケット袋
これはもう、完全にお守りです。
嘔吐恐怖症を発症して数年。
外出時は必ず持ち歩いていますが、
使ったことはありません。
「もし本当に吐きそうになったら?」
という不安に対して、
「袋は持っているから大丈夫」と思えることが、当時の私には安心材料でした。
私が持ち歩いていたのは、こちら。
私は、「エチケット袋」の文字やイラストを見るだけでも、
不安になってしまうことがありました。
そのため、見た目から用途が分かりにくいものを選んでいました。
こちらは外見もおしゃれで、ほかの人が見ても分からないのがお気に入りでした。
私が嘔吐恐怖症を発症したきっかけは、
友達の嘔吐。
あの時これを持っていれば。
私の人生は、もう少し違う形になっていたのかもしれない。
そう思うこともあります。
ただ、袋があれば恐怖を防げる、ということではありません。
ここで書いているのは、持っていることで少し安心できた、一個人の経験です。
⑨ポリ袋
エチケット袋とは別に、普通のポリ袋も複数持ち歩いていました。
何かを入れたり、汚れたものを分けたり。
用途が決まっていなくても、
「何かあったときに使える」
という理由で持っていました。
これについては特にこだわりはなく、自宅にあるポリ袋を
小さく折り畳んで持ち歩いていました。
こういう袋類は、かさばらないので多めに入れておけるのも良かったです。
⑩予備のマスク
これは本当に大事でした。
不安が強かった頃は、
外出中も定期的にマスクを交換していました。
予備があることで、汚れてもいつでも交換できる安心感があります。
マスクは、こちらを使用していました。
シシベラは様々なマスクを販売していますが、
私が愛用していたのは、こちらの5D MASK。
沢山の商品を試しましたが、
個人的にはこちらが一番好きでした。
ノーズワイヤーが入っているため、鼻にぴったりとフィット。隙間をなくしてくれます。
マスク自体も適度に分厚く、安心感がありました。
ゴムも太めなので耳が痛くなりにくい点もお気に入り。
もっと品質の良い商品はあると思いますが、
毎日何枚も使っていたので、コスパがいいものを選んでいました。
これは当時の私の使い方で、同じ頻度で交換することをすすめるものではありません。
おまけ:ジップロック
最後は、ちょっと地味ですが重宝していたもの。
ジップロックです。
バッグの中全てのものを、ジップロックで整理していました。
透明なので、中身が一目でわかる。
汚れたらいつでも取り換えられて、衛生的。
入れるものに応じて、サイズを選べるのも魅力的。
はじめは布製のポーチを利用していましたが、
ジップロックにしてからとても便利になりました。
ドラッグストア等でも売っていますが、
ネットセール中にまとめ買いするのが一番コスパが良く、
私はいつもネットで購入しています。
いざというとき、すぐに取り出せるように。
バッグの中身の整理整頓は常に徹底して行っていました。
これも、安心の材料になりました。
まとめ
嘔吐恐怖症だった私が外出時に持ち歩いていたものは、
本当にたくさんありました。
実は。他にも、たくさんあります。
感染や汚れへの不安から持っていたものは、②衛生アイテム編に。
香りや温かさなど、気持ちを落ち着けるために使っていたものは、③その他アイテム編に綴っています。
②衛生アイテム編
③その他アイテム編
改めてみると、かなり多いです。
でも、当時の私にはどれも、なくてはならない存在でした。
毎日使っていたもの。
気を紛らわせるためのもの。
使わずに持っているだけだったもの。
そのひとつひとつに、ちゃんと理由がありました。
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ただ。
この記事を読んで、
「こんなに持ってるの?」
「私も全部揃えないと外出できないのかな」
と思わないでくださいね。
もちろん、そんなことは絶対にありません。
私が持っていたものは、あくまで、
当時の私にとっての「安心材料」です。
人によって、考え方は違います。
荷物が少ない方が楽な人もいると思います。
私も今は、
貴重品のみ持って出かけることもたくさんあります。
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でももし。
「外出したいけど、吐いたらどうしよう」
と不安になって、外出が怖くなっている方がいるのなら。
私のように、自分にとっての「安心セット」を作ってみるのもいいかもしれません。
「これがバッグに入っているから、ちょっと安心」
と思えるものがひとつあるだけでもいい。
私にとっては、それが外出するための小さなお守りになりました。
そして、そのお守りが、私を少しずつ成長させてくれました。
こんなふうに外出していた人もいるんだな、と届いたら嬉しいです。
この記事が、
たった一人でも、誰かのお役に立てればうれしいです。





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