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嘔吐恐怖症に悩んでいた頃。
外出するときは、いつも沢山の荷物を持ち歩いていました。
たくさんの持ち物を用意して、
「今日の外出は、きっと大丈夫」と思っていても。
やっぱり、
症状が出てしまうときもあって。
動悸から始まり、全身の震え。そして、吐き気。
そんな頃、私は香りや温かさ、肌のさっぱりした感覚を頼りに、
少しでも気持ちを落ち着けようとしていました。
今回は、こちらの記事の続編。
その③~その他アイテム編~です。
①では外出の基本になっていた持ち物を、
②では感染や汚れへの不安を取り上げました。
③で書きたいのは、においや暑さ、体の不快感と、当時の私の不安とのつながりです。
少しでも誰かのお役に立てれば、嬉しいです。
私が外出時に持ち歩いていたもの
ここからは、実際に私が持ち歩いていたものを紹介します。
ここで紹介しているものは、あくまで
私自身が使っていた・持ち歩いていたものです。
どれも、嘔吐恐怖症を治したり、嘔吐を防いだりする道具ではありません。
私にはこういう場面で助けになった、という個人の体験として読んでいただけたら嬉しいです。
①香水
私は、ものすごくにおいに敏感で。
においが気になる場所や、空気が悪い場所に遭遇すると
パニックのスイッチが入ってしまう傾向にありました。
特に、人混みや電車の中、タクシーの中など。
「嫌な匂いがして気持ち悪くなったらどうしよう」
という不安が発生しそうなときは、事前に香水をつけて挑んでいました。
自分が安心できる香りがあると、私には心強かったです。
自分が安心できる香りは、
外出の際の心強い味方で、必需品でした。
私が愛用していたのは、こちら。
私はせっけんの香りが落ち着くので、こちらにしていました。
いくつも試しましたが、
これは本物の石鹸を嗅いでいるようなクオリティで、
とてもお気に入りです。
ただこれは、香りをつければ誰でも落ち着くという話ではありません。
私がにおいを苦手に感じることがあったように、香水の香り自体がつらい人もいると思います。
使う場合は、自分自身はもちろん、周りの方や場所への配慮も大切にしたいです。
②カイロ(冬限定)
冬の時期は、大判のカイロを必ず持ち歩いていました。
不安が強い時は、左ポケット、右ポケットに1つずつ入れていました。
不安で動悸がしたり、震えたり、吐き気がしたとき。
カイロを握ったり、お腹に当てたりすると、少し落ち着くことがありました。
私が愛用していたのは、こちらです。
普通のカイロより熱くて冷めにくく、温かさも長く継続します。
いざというときに冷めてる…なんてことがなく、いつも助けられていました。
とてもお気に入りです。
ただ、熱いほどよいということではありません。
カイロは低温やけどに注意が必要です。
直接肌に当てず、同じ場所に長時間当て続けないなど、製品の使用上の注意に従ってくださいね。
③汗拭きシート(夏限定)
夏の暑い時期は、汗拭きシートも必需品でした。
嘔吐恐怖症とは一見関係なさそうに見えるかもしれません。
でも私の場合、
体がベタベタしているとなんだか落ち着かなくなって。
不安につながってしまうことがありました。
なので、いつでもリフレッシュできるように携帯していました。
私が今年から愛用しているのが、こちら。
今までの製品よりさらにサラサラ感がアップしていて、
すっきりリフレッシュできるのでとてもお気に入りです。
※香りや使用感は好みがかなり分かれるので、
自分が一番使いやすいものを選ぶのがおすすめです。
汗拭きシートが不安そのものを解決してくれたわけではありません。
ただ、肌の不快感が減ることは、私には助けになっていました。
「不安につながりそうな不快感を、できるだけ減らす」
という意味で、私にはかなり役立っていました。
④熱中症対策グッズ(夏限定)
夏に多い、熱中症。
嘔吐恐怖症とは一見関係なさそうに見えるかもしれません。
熱中症の代表的な症状として、吐き気があります。
そう、嘔吐恐怖症にとって避けたい症状です。
熱中症は、寝不足や栄養不足によってリスクが高まるといわれています。
でも当時の私は、不安で眠れず、食べられずの毎日。
暑さで体調を崩すことが怖かったです。
なので夏の外出は、冬と同じくらい怖いものでした。
外出時に必ず持ち歩いていたのは、こんな感じ。
・麦茶(水筒、氷入り)
・塩分補給
・保冷剤
・ハンディファン
私が現在愛用しているのは、こちら。
動悸や震えが始まったら、とりあえず涼しい場所に避難して、
水分補給・塩分補給をしっかりする。体を冷やす。
それだけで、かなり落ち着くことができました。
ただ、当時の症状が、不安によるものだったのか、暑さによるものだったのか。
この体験だけで判断することはできません。
暑い日の体調不良を「いつもの不安だから」と決めつけないことは、大切です。
厚生労働省は、熱中症が疑われる場合は涼しい場所へ移動し、体を冷やすことなどを案内しています。
自力で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼んでくださいね。
熱中症予防のために|厚生労働省
私が持っていたものの一覧は、十分な熱中症対策を保証するものではありません。
塩分補給についても、動悸や不安が出たら一律に必要、という意味ではありません。
まとめ
嘔吐恐怖症だった私が外出時に持ち歩いていたものは、
本当にたくさんありました。
改めてみると、かなり多いです。
でも、当時の私にはどれも、なくてはならない存在でした。
そのひとつひとつに、ちゃんと理由があって。
せっけんの香り。
手元の温かさ。
汗を拭いたあとの、さっぱりした感覚。
今回の持ち物は、「もしものために備える」というだけでなく、
その場の不快感を減らしたり、気持ちを切り替えたりするためのものでした。
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ただ。
この記事を読んで、
「こんなに持ってるの?」
「私も全部揃えないと外出できないのかな」
と思わないでくださいね。
もちろん、そんなことは絶対にありません。
私が持っていたものは、あくまで、
当時の私にとっての「安心材料」です。
人によって、考え方は違います。
荷物が少ない方が楽な人もいると思います。
私には助けになることがありましたが、
香りや温かさ、肌に触れるものの好みは、人によって違います。
同じものを揃えなければいけないわけではありません。
私も今は、
貴重品のみ持って出かけることもたくさんあります。
──────
でももし。
「外出したいけど、吐いたらどうしよう」
と不安になって、外出が怖くなっている方がいるのなら。
「これがバッグに入っているから、ちょっと安心」
と思えるものがひとつあるだけでもいい。
私にとっては、それが外出するための小さなお守りになりました。
そして、そのお守りが、私を少しずつ成長させてくれました。
この記事が、持ち物を増やすきっかけではなく、
「自分も、こんな感覚が苦手だったな」と気づいたり、
ひとりではないと感じたりする、小さなきっかけになれたら嬉しいです。
この記事が、
たった一人でも、誰かのお役に立てますように。





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