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はじめに。:このページには個人の体験談が含まれます。
読んでいて不安を感じたら、無理せず閉じてくださいね。
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大学生の頃。
私は、嘔吐恐怖症をきっかけに、
“食べること”が怖くなりました。
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私が嘔吐恐怖症になったきっかけは、
こちらの記事で綴っています。
➡【私が嘔吐恐怖症になったきっかけ】
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以前の私は、
食べることが大好きでした。
カフェ巡りや、パン屋巡りが好きで。
食べ放題も、大好きでした。
「美味しいものを食べる」ということは、
私の人生の中で、
とっても重要なことで。
日々の生活を豊かにしてくれる、
とっても大切なことでした。
でも、ある時から。
「食べる」という行為そのものが、
恐怖になってしまいました。
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嘔吐恐怖症を発症してから。
「今これを食べて、気持ち悪くなったらどうしよう」
それしか考えられなくなりました。
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そして。
お腹は空かなくなりました。
予期不安のせいで、常に気持ち悪い。
そんな感覚が、ずっと続いていました。
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当時食べられなくなった物は、たくさんあります。
生もの。
脂っこいもの。
作り置きしたもの。
生ものは、
「食中毒になって吐いたらどうしよう」
脂っこいものは、
「胃もたれして気持ち悪くなるかもしれない」
作り置きしたものは、
「菌が繁殖しているかもしれない」
そんな不安が、頭から離れなくなりました。
「気持ち悪くなるかもしれない」
その不安が、
空腹感すら消し去っていきました。
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比較的、安心して食べることができたのは、
鍋料理。
薄味で、ぐつぐつ煮込んだ鍋。
やりすぎなくらい沸騰させて、
長時間火を通して。
「これなら食べても大丈夫かもしれない」
そう思えたからです。
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おかゆや、細めのうどん、そうめんも、
比較的食べやすく、よく食べていました。
小さいころから、体調が悪い時によく食べていて。
具合が悪い時に食べても
体調が悪化しなかった経験から、
安心して食べることができたのだと思います。
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でも、一番怖かったのは、
食後でした。
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食後3時間くらいは、
何も手につかなくて。
外に出るなんて、絶対に無理。
ずっと部屋の中で、
ぼーっとしていました。
近くには、ゴミ箱。
万が一の時のために。
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「大丈夫かな」
「気持ち悪くなってないかな」
「吐かないかな」
そうやって、ずっと、
自分の身体を監視していました。
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そして。
3時間経って、
何も起きなかった時。
ようやく、少しだけ安心する。
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でも、その安心も長くは続きません。
「今回は大丈夫だった」
「でも、次の食事はダメかもしれない」
そんな不安が、
またすぐに始まるからです。
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ですが、
今振り返ると。
あれだけ毎日、
「吐くかもしれない」
と怯えていたのに、
少なくとも私の場合は、
一度も吐きませんでした。
嘔吐恐怖症を発症したあの日から今日まで、
一度も吐いたことはありません。
(ただ、これは私個人の経過です。
何が起きたか、起きなかったかによって、
その人の苦しさの大きさが決まるわけではないと思っています。)
でもその頃は、
そんなことを考える余裕すらなくて。
“今すぐ吐くかもしれない恐怖”
の中で、
毎日を生きることに必死でした。
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外食は、できなくなりました。
お店の衛生環境が気になる。
周りに人がいる。
逃げられない。
その状況が、とても怖かったです。
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気づけば私は、
どんどん痩せていきました。
165cmで、40kg。
立ち上がるだけで、めまいがする。
常に無気力。
食べていないから、
身体に力が入らない。
でも、怖くて食べられない。
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次第に予期不安は強まっていき、
毎食後、
動悸と震えが起きるようになりました。
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生きる上で欠かせない “食” が、奪われて。
大好きなご飯やスイーツが食べられなくなって。
「もう、私は生きていけないのかもしれない」
そう思ったのを覚えています。
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「食べること」は、
生きるために必要なことなのに。
その “生きるための行為” が、
恐怖になってしまう。
それが、本当に苦しかったです。
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あの頃の私は、
今日一日を乗り越えることに必死でした。
怖くて。
不安で。
どうしたらいいか分からなくて。
毎日、
必死に耐えていました。
本当に、頑張っていたと思います。
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今振り返ると、
体重が大きく減り、めまいまで出ていた状態は、
一人で耐え続けてよいものではなかったと思っています。
食べられない状態や体調不良が続いている時は、
医療機関などへ相談することも、自分を守るために大切です。
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そして今。
好きなものを、
好きな時間に、
好きなだけ食べられる毎日。
毎日が、本当に幸せです。
「食べられなかった経験」
があるからこそ、
食の大切さや、
食べられることのありがたみを
人一倍、感じています。
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もし今、
食べることが怖くなっている方がいたら。
「食べられない自分はダメなんだ」
そうやって、
自分を責めないでくださいね。
怖い中で、
毎日を生きているだけで、
本当に十分頑張っています。
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この症状がどう和らいでいったかについては、
また別の記事で綴ろうと思っています。
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「こんな人間もいるんだ」
「こんな経験をした人もいるんだ」
そう思ってもらえるだけで、嬉しいです。
この場所が、
少しでも安心できる場所になりますように。




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